ダーツ

 人生で出来れば避けて通りたかった「ダーツ」。
日頃の行いの良さのせいなのだろうか?
神様は私にダーツをする機会を与えて下さった。
やったことないから・・・私は何度も拒否のサインを出したのに、経験者達は大丈夫!と気軽に言う。
何が大丈夫なのだろう。案の定私のダーツの成績は散々なものであった。
最初、全然大丈夫だよ!と元気づけてくれる声も、心なしか後半だんだん弱弱しいものになっていき、私の心は冷えていくばかりである。
チームを組む?いやいやいや、相手に申し訳が立たないじゃないか・・・
私は運動が苦手なので、この手の体を動かす系の遊びは昔から嫌だった。
しかし子どもの時分、選択の余地はなく、体育、家族行事、友人付き合い、憂鬱な気持ちで終わりの時をひたすら願う。
運動が好きな人達には、この気持ちはきっと分からないであろう。
苦手な人がヘマを繰り返した時の、場のあのいびつになる空気が、当人にどれだけプレッシャーになるか。

もう出来れば行きたくない所に、
「ボーリング場」
「スキー場」
「プール」
に加え、
「ダーツバー」
がまた一つ加わることになった。




 本が面白いと、読み終えたあと何とも言えない喪失感がある。
最近読んだのはおそめ。




夜の街に生きた、美しい京女のドキュメンタリー。
面白かった。
まぁ内容は他で書いてあるからいいとして、どんな人生にも盛衰があるのだとしみじみ思った。
私は今、昔の夜の銀座に関心を抱いている。

他にも今読んでいる途中。

あとは、坂本睦子のことについて掘り下げてみたい。