20060623

イサイさんがブログに私のことを書いて下さっている。
https://lastchanceforaslowdance66.wordpress.com/2015/06/15/257/
もう7年も前のことになるのに、覚えていていただき、更に謝って下さるなんて。年齢もキャリアもずっと下の人間に対して、中々出来ることではないと思う。

9年前の今日、2006.6.23。
初めてご一緒したイベントは、the sunもそうだし、他にも憧れの先輩方が勢ぞろいで、それはそれは嬉しかった。
自分達相当はしゃいでいただろうな。
この日のことは私の中で大きくて、未だに日にちをしっかり覚えていてしまっている。

その後ご一緒する機会はなく、東京に行く前の最後の企画に誘わせていただいて。
イサイさんが書かれているようなお言葉をいただいた時は確かにショックだった。
私達が解散すると誤解されているのかなと当時思っていたけど、札幌でやっていくかいかないか、ということが焦点だったんだな。
実際に自分達は、もちろん発展は願えど、札幌の音楽シーンをどうしていきたいなど明確な意志を持って活動はしていなかったので、同じ意識を持っているかも対バン選びに加味するなら、そういった点で断られても仕方なかったと思う。
イサイさん達は、ずっとシーンを背負われてきていただろうから。
ご自身の音楽活動のあり方だとか、考えを表したのがいただいたお言葉だっただけ。誰が悪いというわけではない、と今では思えるけど、まだまだ若かった自分の中では苦い記憶としてインプットされてしまっていた。
今回お話でき、その記憶を上書きすることができました。
年数だけは経っても全くぺーぺーの自分に、誠実な対応をして下さってとても感謝しています。
それ抜きでも、久しぶりにお会いできてライブも観ていただいたの嬉しかったな。
書いていただいていることは恐縮な感じなので見合うように頑張らなくては…

イサイさんがまた音楽をやるきっかけになったzarame、今回の札幌では日にちが違い観ることができなかったので、9月12日の東京でのライブが今から楽しみです。
http://www.fever-popo.com/schedule/2015/09/12/

5/31,6/1

31日。
起きると頭がズキズキし、二日酔い状態でおいおいと思う。
身支度をし、小松さんに連絡してご
飯に行こうと誘う。
小松さんはハンバーガー、私はサヴォイに行きたく、小松さんが譲ってくれサヴォイへ。
ホワイトアスパラのカレーにする。アスパラ美味しかった。


その後機材の引き取りにスピリチュアルに向かった。

江河さんと落合い、オーナーのヒデキさんの所に鍵を受け取りに行く。
途中数々のヒデキさん伝説を教えてもらう。
スピリチュアルで鍵がうまく開かず困ったが何とか開いた。
機材をフロアに出したり何だり、途中魚頭さんもいらして車に運ぶ。

運送会社に寄ったり、ホテルに荷物を取りに行ったりしてる内に時間が迫ってきており、プレシャスホールへ向かう。
それにしてもいい天気。
江河さんと小松さん。

車内でのお話楽しかった。
プレシャスホールに行くのは初めてだったが、ライブハウスと雰囲気が違うのは勿論、一度だけ行ったことのある六本木のクラブともまた全然違った。
そして強面の店員の方達へ挨拶した所、返事がなくちびりそうになった。
あわあわしながらリハをし、私に会いにきてる人がいるというので上に行くと叔母が来ていた。
お土産を受け取り、狭い控え室に行ったらすぐ本番になった。
ライブはリハ同様あわあわし、前にいらした、優しそうなお客さんに気持ち的に随分助けられた。

写真かおりさんより

良かった点を挙げるなら、ソロのライブで曲に自分の気持ちを込めるということを初めて出来たかもしれないと最後の曲で思えたこと。
ライブ後、小松さんの率直なお言葉の数々に自分のライフが0になり、明日のジョーのかのシーンのようになる。

そんな中、私の次にライブをされていたbedの山口さんが、MCで私について触れて下さり、胸がジーンとする。

一つしか違わないのに山口さんはどうしてあんなにしっかりされているんだろう。ライブも余裕を感じる、うらやましい!
転換中当てもなく外にぶらっと出て戻ったら、受付の方がお帰りなさいと言って下さったその声のトーンがとても素敵で何だか頭に残っている。
大学の同級生や例の後輩と話したり、水玉さがしのよしこさんや、ディスチャ、evepartyのハシヅメさんとも色々お話できて嬉しかった。
タマキさんとゲンドウさんがお話されている所に私を混ぜていただいた時は緊張の余り、どうしたらいいか分からなかった。
「ゲンドウさんが、エフェクターの電池は100均で売っているマンガンで良いとおっしゃっていたという話を人づてに聞いてずっと真似してました・・・!」と私の中でゲンドウさんが絡む数少ない話を今ここでするべきなのかずっと考えていたら、いつの間にか話題がジャズの起源へと移り変わっていた。
正直ちんぷんかんぷんだったが、なるほど・・・という表情を作るのに必死でいたら、間もなくゲンドウさんはご自身の出番のため控え室に向かわれた
タマキさんと二人で「緊張した」と言い合った。

さて、どなたのライブを観ても、すごいや・・・!と心から思った。
それぞれの吉村さんやブッチャーズへの想い、語っても語らなくても伝わってくる。
蝦名さんの歌、とってもまっすぐで胸に響いた。あんな声を持っていたら人に聴かせなきゃだめだよね。
あとゲンドウさんとヒロシさんのライブ、最初から、うわぁ!(勿論良い意味で)という感じだったけど、最後にやっていた曲で全身が逆立つ感じがした。
江河さん、本当に吉村さんのこと大好きだったんだなって、想いが伝わる漫談と演奏でグッときた。
語られるエピソードは面白く、優しさが垣間見れる部分もホロリとくるし。
ご苦労された部分も含めて(!)大きな存在だったんだろうな。
最後はアイゴンさんがカッチリ〆られてライブは終了。

写真かおりさんより

長丁場のライブだった。バッと片付けて、ワルツへ。
ライブもそうだけど、そうそうたる面子の中に自分が紛れさせていただいているのが不思議な気分だった。
打ち上げは吉村さんの色んなお話や他にも面白いお話をたくさん聞くことが出来て、終止笑いっぱなし。

アイゴンさんがおっしゃっていた、吉村さんのエピソードを色々な人が話す映画、本当に出来たらすごく面白そう。
後半は前日の反省を活かし、水をたくさん飲む。
私は数時間したら帰らなければならないのだ。朝5時まで打ち上げは続いたけど、全然平気。数時間後のことを思わなければ・・・。
空は明るくなっていて、皆さんで記念写真を撮ったあとは散り散りに。
写真他の方より

ホテルに着いて、化粧を落として寝る。目覚ましは2時間後。
気が張っているからか、すんなり起きれ、ホテルを後にする。
朝のすすきのは人がそんなにいなくって、天候のせいもありさわやかな面持ち。
空港に着き、飛行機に乗り込む。
帰りたくなかった。
吉村さんのことを思うと、無邪気に楽しかったと言っていいのか分からないけど。
でもきっと湿っぽいより、楽しい会の方がいいはず。
今回ブッチャーズのカバーを1曲させていただいたけど、その曲の歌詞はとてつもなく繊細。
演奏も繊細だけど最後にはバーンとなって!(なんて拙い表現なんだ)
私のような関わりがそんなにあったわけではない人間が今回イベントにお邪魔させていただき、吉村さんやブッチャーズに少しだけ触れることが出来たような気がする。
いなくなっても、音は永遠に残るし、周りにいた方達が覚えている限りその中で生き続けているし、想いは直接でも間接的でも受け継がれていくのかなって。
あんなにたくさんの方々に愛されて、今でもたくさんの方々を動かしている。
すごいよなぁ。
月並みですが、そう思いました。


あっという間に東京に着く。
今朝までの出来事だっていうのが何だか不思議で、夢心地な気分で電車に乗ってビルの群れに向かう。
その日一日、札幌での数々のシーンと共に『今日は早く寝よう・・・』という言葉が頭を離れなかった。


 特別な思い出がまた増えました
関わっていただいた皆様ありがとうございます。
そして吉村さんと江河さん、こんな私を参加させて下さって本当にありがとうございました。


5/30

 30日朝。友人と会う約束のギリギリまで寝ていたので、親に起こされる。
のそのそと朝食をいただき、服をバッと着て出る。長年の友人なので、すっぴんだってへっちゃら。
子どもが生まれて里帰りしている友人の実家へ。中学生からずっと仲の良い数少ない友人、友人にも子どもにも会いたかったので、とても嬉しかった。

友人はすっかり良いお母さんになっていて、子どもも可愛い。
名前をまだ聞いていなかったので教えてもらうと、私が高校時代に好きだった先輩と同じ名前だったのでドキリとした。
読み方は違ったので、何となく良かったと思う。
一時間ちょっとでお暇し、家に戻る。
身支度をし、家族で回転寿司に行った(ほっきが美味しかった)後、人気のジェラート屋に連れて行ってもらう。

いつも何も構わない生活を送っているのに、アイスで体を冷やして良いのだろうか・・・とライブ前だけセンシティブな人間に変身し、複雑な思いでアイスをほおばる。その割にはちゃっかりダブルを注文し完食している。

駅まで送ってもらい、電車に乗り込む。
数年前には、いつもこの電車に乗ってライブハウスに向かっていたんだな等と感傷に浸る間もなく人にメールをしていたら着く。
時間まで少しあったのでタワレコへ。
HIPHOPグループがインストアライブをやっており、彼らの「Yeah北海道!!Yeah札幌!!」というメッセージをしかと受け止め、自分のCDを置いて頂いている所を見ようと売り場をうろつくと、ColorMeBloodRedの高橋さんに遭遇。
一緒に売り場へ行き、甲斐バンドの隣にあることを確認しテンションを上げ、また夜にと別れる。

担当者の方にご挨拶したかったがお忙しそうだったので後にしようと、一旦スピリチュアルへ。
OSRUMがリハをしており、この後にやらなきゃいけないのかと少々憂鬱になる。
江河さんがいらして、「女生徒の人ですか?!」とのボケに「やめて下さいよ~」としか返すことの出来ない自分に落胆しつつリハ。
終わった後は、荷物を置きにホテルへ。
少し身支度をし、またタワレコ。担当者の方は外出してしまったらしい。コメントを書き、写真を撮って頂く。
近くにいたカップルから、「誰だコイツ?」というような視線の集中砲火に耐えながら撮って頂いたが、翌日タワレコの方がツイッターに載せた当の写真はエラーで見れなくなっていた。
私の写真見れないです、等と指摘する勇気は勿論なく、あのカップルの視線を虚しく思い出しながらツイッターを閉じる。

話が飛んでしまった。
スピリチュアルに戻るとGOMNUPERSの健さんとかがいらしてお話する。
物販に入って用意していると、昔からSOSITEを観ていただいている方が来て下さる。
まいことの時からだから、もう9年。未だに観ていただけるなんて嬉しい。
一番目のevepartyが始まる。ピースフルな曲とライブ。観ていて自然と笑顔になれる。地獄のロッカー良かった!

次はOSRUM。自分の出番前で、がっつりは観れなかったけど、迫力がやはりすごかった。出番逆がよかった・・・。
自分のライブは・・・小松さんからMC“は”良かったと言われた、はは・・・
次はbed。気持ちが凹んでたため観るのが辛くなる良いライブ。bedは何て良いバンドなんだ!今も頭に曲が流れている。
ラストはシークレットゲスト。
実は、来てくれた方達に挨拶などしていたらほとんど観れずに終わってしまい惜しいことをした。
終演後、挨拶もそこそこにバタバタと片付けをした後、打ち上げ。



写真かおりさんより

たくさんの方がいらしてとにかく楽しく、翌日他の方から私が相当酔ってたと聞かされる。
よく覚えているのは、私が健さんに私の物販のバッチを見せると、「おめぇ東京で何してんだ!」と言われたことと、evepartyの沖田ちゃんに何の説得力もない恋愛のアドバイスをしたことと、皆で楽しく写真を撮ったことと、スピリチュアルオーナーのヒデキさんが釣った鮭を使った三平汁がやたら塩分が強かったことと、魚頭さんと健さんのやり取りが面白かったことと、高橋さんが泥酔してよろけてトイレに突っ込んだことと、トイレと言えばスピリチュアルのトイレの鍵の位置が変わっていて見つけられず何てワイルドなライブハウスになったんだ…とノーロックで用を足しかけたことと、あと何があったかな、とにかく楽しかったです。
タクシーでホテルに戻ってザッと顔を洗って3:30頃寝た。




写真は物販のバッチです。

5/29

 楽しみでもありその分緊張もしていた札幌2デイズが終わり、戻った数日後は、ユニオンの女生徒リリースイベント。
この一週間、心の中は常に『眠たい・・・』だったため、先の週末は睡眠を貪るだけ貪り、背骨が痛くなった。
特段観たくもないのに、映画を3本観たりして、私休息してます感を満喫。

 札幌の余韻が未だに抜けず、良いことも、個人的にアイタタということも、どちらも頭の中をよくグルグルしている。
こういったことは気持ちが醒めない内にすぐ文に起こした方が良く、アジカンのゴッチさんなんかは帰ったその日にはブログをアップしており、さすがすごい方は違う・・・と思った。
そう思った私は一週間経った今こうして書いているけど、気持ちが醒めてないのでまだ良いよね・・・!


 29日夕方、かなりぎりぎりの時間ながらも出先から一度帰宅し、ギターなどの荷物を取り出発。
行き方は迷ったが、ナビだとバスが一番早く着くとの表示。
地下鉄で最寄のバス停まで移動し、バスを待つ。
人も並びだし、バス停には電光掲示板に出発時刻が表示される。
ぎりぎりになっても来ず、いつくるのか不安に思いソワソワしていたら、電光掲示板から乗る予定の出発時刻がいつの間にか消えている!
脳内には飛行機に乗れず、途方に暮れる自分の姿が映し出される。
今から電車に変えてももう間に合わない。パニックになった私は前にいた女性に、「羽田行きのバスって行っちゃいましたか!?」と尋ね、女性は、何で私?という雰囲気を醸し出しながらも、「まだだと思います、時間が過ぎたら自動で表示が消えるんだと思いますよ、あくまで多分ですよ多分・・・」と答えてくれ、都会の片隅で予期せず人との触れ合いをした。
そうこうしているとバスも来て、無事空港に着き飛行機に乗れた。
耳栓をして寝ていたらあっという間に着いてしまった。
最寄の駅に着いた後、タクシーで実家へ。残り物のご飯や買っておいてくれたお菓子を食べ、何故か父と布袋さんのソロのライブ映像を見て、その後練習。
遅くに寝る。

写真は飛行機の羽。