出来るまで

 2011年より、かくらかるという名前で始めたソロ活動も、気付けば三年以上の時が経った。
時折心優しい方々が下さる「音源作らないんですか?」というお言葉に、『作りたいと思ってるんですけどね~』と曖昧な返事をし続けていた。

一人は、いくらでもやりようがあると思う。
下手したら、リハーサルスタジオの備え付けのマイクで一発録音し、CD-Rに焼き、はい音源です、とやっても良いわけだ。
どうしようか・・・と都度考えるが、そこは一人。
あんたぁ~さっさと行動しなさいよ!!などと傍で尻を叩いてくれる母のような人もいないわけで、ぐうたらな私はそのまま手を付けずにいた。

 そこに昨年秋、SOSITEのアルバムを2枚リリースしているレーベル、Secreta Tradesのディレクターの方がソロアルバムの話を持って来て下さった。
その時は、嬉しさと不安で胸が一杯になったが、あれよあれよという間に今を迎えている。

全曲の録音、MIX、マスタリングをゆらゆら帝国、BORIS、OGRE YOU ASSHOLEに始まり数多くのバンドを手掛ける中村宗一郎さんにやって頂くというだけでも、なんと豪華・・・と思っていたが、赤犬/MaNHATTANの 濱本大輔さんとPAELLASの金菱雅春さん、Crypt Cityの中尾憲太郎さん、戸高賢史さん、小松正宏(お馴染みの小松さん)さんという、豪華さに輪をかけたような方々にバンド形態での収録にご協力して頂くことになり、もう私は頭がクラクラというか、緊張で吐くかと思った。
すみません、吐くはオーバーに言い過ぎましたが、震えた。

上にも書いたが、根がぐうたらであると同時に、私は追い込まれて力を発揮するタイプ、という楽天的な自負というか自分への妙な過信があったため、録音日が決まっているのに、曲は出来ていないというプレッシャーを味わうことになった。
高校の先生が言っていた「明日やろう、なんてその明日が来ることは必ずと言っていいほど無いぞ」という言葉を何故もっと頭に叩き込んでおかなかったのか悔やんでも、時は戻ってこないのである。

しかしいつも気付いたら壁を乗り越えているもので、曲はギリギリながら無事にでき、緊張の中、計11曲の録音を行うことが出来た。
尚、アルバム収録曲は10曲で、あと1曲は先着購入特典CDRに収録されます。

SOSITEでやってきたことと比べると、かなりPOPなものになったなと思う。
暗さももちろんあるけど。
今回の作品のジャンルは店頭だとJ-POPになるそうで、何だか新鮮です。

もっと詳しいことは、また別の場所でお話できたらなと思います!