アスパラとらっきょう

 祖父は趣味の畑に相当入れ込んでいるようで、一昨日電話で話した時、「畑が楽しくてしょうがない」と言っていた。
何歳であっても、心から楽しめるものがあるということは、とても貴重だと思う。
そんな祖父から送ってもらったアスパラは、贔屓目抜きで美味しく感じた。こっちに来てから新鮮なアスパラにありつく機会もそうないしね。
たくさんのアスパラで、ついついパスタばかり作ってしまった。




アスパラを茹でて、生ハムを散らして、オリーブオイル、塩、胡椒という楽ちん過ぎるもの!
しかし、アスパラの茹で加減って難しいね。
引き上げるか迷っている内にすぐ茹で過ぎになってしまう。






昨年初めてやってみたらっきょう漬け。出来は、あまり良くなかった。
分からない。ああいうものなのだと思えばそうなのかもしれないけど、塩辛すぎて・・・
ただ、よく考えると、塩抜きがうまくいってなかっただけではないか?という気がしないでもない。

作業も大変だし、もうやらない!と息巻いていたけど、らっきょう漬け賛美の記事などを見ると、もう一度試してみたくなり、ついつい八百屋に行ってしまった。

店には、砂丘らっきょう鹿児島、砂丘らっきょう鳥取、と書かれた二種類のらっきょうが鎮座していた。
鹿児島産の方が、鳥取産のものより安い。
お店の人に、鹿児島産と鳥取産では結構違うものなのか聞いてみた。
腕まくりをした、いつもここからの金髪の方の人に似たお兄さんは言う。

「まずね、これは砂らっきょうと言って、普通に売っている泥らっきょうとは違うの。
泥らっきょうは水の中で育てるから成長は早いけど、漬けると三ヶ月位で柔らかくなっちゃう。
砂らっきょうは砂の中で育てて、成長は泥より遅いけど、その分ぱりぱりの食感が長続きするんだ。」

そんな違いがあるんですね、と感心する私にお兄さんは続ける。

「で、鹿児島と鳥取の違いは、鹿児島の方が硬いね。硬いのが好きな人はこれがいいと思うけど。
鳥取の方は上品なぱりぱりというか・・・」

鳥取の方がおすすめなんだろう。少し考えて、鳥取の方にしますと言ったら、お兄さんは、その方がいいと思うよと言っていた。

いつものようにグダグダして遅くから始めると、深夜2時とかに、泣きをみるはめになるのは、容易に想像がつくので、帰って適当にご飯を済まし、作業に取り掛かる。

上の写真のものを、下の写真の状態にするのに何時間かかると思いますか?




3時間だよ・・・!腰痛いよ・・・爪痛いよ・・・
誰かに頑張ったねと褒めてもらいたい・・・




塩漬けにした。


らっきょう塩漬け

・らっきょう2kg
・水1500cc
・塩200g
・唐辛子3本


きょうの料理で笠原さんが教えていたレシピ。
http://www.kyounoryouri.jp/recipe/18567_%E5%A1%A9%E3%82%89%E3%81%A3%E3%81%8D%E3%82%87%E3%81%86.html


分からないのが、泡について。
らっきょうを塩漬けした時に、白い泡が出てくるんだけど、これはちゃんと発酵している証だから良いんだよ!という人と、発酵してしまっているので泡を取って、塩を増やすなり処置しましょう!という人がいるけど一体どちらが正しいの?

私は昨年、泡が出てきて焦って塩を足したら、本当にしょっぱくなって取り返しがつかない感じになったので、今年は放置する予定。

美味しく出来たらいいな。